J2藤枝は28日のホーム札幌戦に向け、24日に焼津市内で練習を行った。成長株の19歳GK栗栖汰志が、正守護神奪取へアピールを続け、プロ初のクリーンシート達成を誓った。

 柏の下部組織出身で、アカデミー加入時の2017年に柏のトップチームで活躍していたGK中村航輔(31、現C大阪)に憧れる。前節(21日)の福島戦では、チームが前半に3得点を奪いながらも後半に3失点を喫して、同点に追いつかれた。オフサイドトラップが不発に終わった影響もあったが、「あの場面は自分が止めないといけない。止められるコースだったので、改善しないといけない」と振り返った。途中出場の選手がうまく試合に入れず守備が崩れた側面もあったが、責任感をみせた。

 失点はしたが、収穫も得ている。Jデビュー戦となった14日の大宮戦では物おじせすにコーチングして勝利に導き、福島戦で競い合ったGKは韓国代表経験がある百戦錬磨の鄭成龍(31)だった。力のある相手との対戦を重ねている。佐々木将貴GKコーチは「もともとの身体能力は高く、体の使い方も柏ユース仕込みで素晴らしい。あとは精度を高めていくだけ」と期待を寄せる。

 正守護神のGK北村海チディ(25)が左足第5中足骨疲労骨折で全治約12週間と診断された。先輩GKのけがを心配しつつも、巡ってきたチャンスに「しっかりつかめるよう、貪欲にいきたい」と意気込む。

直近2試合で得た経験を糧に、セービングやポジショニング、キック精度の向上に取り組む。「チームを締める力や心技体すべてでまだ足りない。もっと高めていきたい」と言葉に力を込めた。将来の夢は「日本代表としてW杯に出ること」。まずは目の前の一戦に集中し、「まだクリーンシートは達成できていないので、そこを成し遂げたい」と前を見据えた。

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