スノーボードの女子アルペン種目で日本人初となる2季連続のW杯総合優勝を飾ったエース・三木つばき(浜松いわた信用金庫)は24日、2025―26年シーズンW杯を終えて羽田空港着の航空機で帰国した。

 今季は目標だった2月のミラノ・コルティナ五輪では6位で悔しさも味わったが、ともに2季連続となるW杯のパラレル大回転で種目別制覇とアルペン種目の総合優勝を飾った。

2季連続で総合Vは日本人初の快挙だが、「目標にしてきた大会でもう少しいい結果を出したかった。ちょっと不完全燃焼なシーズンではあるなと、正直に自分の結果に対しては思います。様々な意見があるなとは思っていて。昨季取ったものは取って当然だと思われていると思うし、私も思っているところはあった。ただ、成し遂げていくのはすごい良かったなと思います」と悔しさをにじませて振り返った。

 昨季、日本人初となるアルペン種目のW杯で女王になり、挑んだ五輪シーズンだった。2度目の五輪では、女王、エステル・レデツカ(チェコ)が敗れるなど大波乱があって6位。「ここで優勝したいというところで勝ちきれないと。壁にぶち当たることは今までにもあったけど、パッと考えてもすぐに答えが出なかったり、そういった形の壁だなと五輪を含め、すごく感じた」という。W杯で17戦中、非五輪種目のパラレル回転も含めて4勝と強さを誇った。それでも五輪メダルに届かず、複雑な胸中を明かし、オフシーズンにじっくり今後の強化プランを考えて行く。

 その上で1つ課題に挙げたのは「メンタル」。

“狙って勝つ”ための強固な精神力の必要性を感じており、オフシーズンに注力していくつもりだ。

 来季に向けて“チームつばき”も新体制を敷く。18歳で初出場した22年北京五輪以降、セルフコーチングに励んできたが、来季はコーチを付ける意向。「根本的に技術的なところは私一人では広げられない部分は絶対にあると思うので、コーチを信じてやってみることにトライしてみたい。あとは試合中でいうと、(青と赤の)コース選択は、セルフでやるとかなり負担はかかっている。悩んでしまうこともあったので、そこを全て任せられれば、私は滑ることだけに集中できるので、大きいかなと思っています」。来季は世界選手権でのパラレル大回転とパラレル回転の「2冠」を掲げた三木。4年後のリベンジへ、貪欲に歩を進める。

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