◆プロボクシング ▽ライトフライ級(48・9キロ以下)6回戦 〇片岡雷斗(6回TKO)大橋波月●(3月24日、東京・後楽園ホール)

 2023年アジアユース選手権優勝などアマチュア6冠の「ザ・サンダー」片岡雷斗(19)=大橋=がプロデビュー戦に臨み、ライトフライ級6回戦で日本同級6位・大橋波月(27)=湘南龍拳=を6回1分15秒TKOで下した。初陣を飾った片岡は「プロの舞台は本当に華やかで、観客の声やライトに包まれて、最高に楽しかった。

夢と希望を与えられるような、格好いいボクサーになりたい」と目を輝かせた。

 デビュー戦で、日本王座挑戦経験もある日本・東洋太平洋ランカーを圧倒した。トレードマークの長髪をギザギザのサンダー(イナズマ)模様に編み込んだ「コーンロウ」ヘアで登場した片岡は、変幻自在のステップと左ジャブで相手をコントロール。2回には高速ワンツーでぐらつかせた。その後もジャブを上下に打ち分けながら、右強打を何度もクリーンヒット。6回に右ストレートから連打をまとめたところで、大橋のダメージを見てレフェリーが試合を止めた。

 「楽しかったんですけど、大橋選手のプロとしての技術、気持ちがすごかった」と最後までプロの意地を見せた大橋に感服。「相手のパンチというより、気持ちがすごく見えた。スパーリングであそこまで相手の倒すぞ、みたいな気迫が見えたことなかった。そこの面は、ボクシングを通して初めての感覚だった。デビュー戦でそういう気持ちを感じられて本当に良かった。次につながります」と収穫を口にした。

 片岡は昨夏にWBC世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサエム(フィリピン)とスパーリングを行い互角以上の内容を見せるなど、デビュー前から非凡な才能を発揮。大橋秀行会長(61)からは「ザ・サンダー」のニックネームを命名された。大橋会長からは、早ければ来年にも世界挑戦を期待されている。片岡も「会長に組んでいただいた試合は、全部圧勝したい。まだこのような試合をして生意気なことは言えないが、いつでも世界に挑戦できるようにもっと準備をしていきたい」と意欲を示した。

 リング上では最後に「これからもザ・サンダー片岡雷斗、よろしくお願いします」とあいさつ。ファンから大きな歓声を浴びた。

 ◆片岡 雷斗(かたおか・らいと)2006年7月12日、千葉・佐倉市生まれ。幼少時に父・圭さんの影響でキックボクシングを始め、小4でボクシングに転向。習志野高で高校5冠を達成、23年アジアユース選手権でも優勝しアマ6冠に輝いた。アマ戦績は57勝(31KO・RSC)1敗。25年12月にB級(6回戦)プロテストに合格。

身長162センチの右ボクサーファイター。

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