◆プロボクシング ▽54・0キロ契約8回戦 〇坂井優太(判定)ウェスリー・カガ●(3月24日、東京・後楽園ホール)

 2022年世界ユース選手権バンタム級優勝などアマ7冠の日本バンタム級5位・坂井優太(20)=大橋=が、フィリピン同級11位ウェスリー・カガ(フィリピン)を3―0の判定で下した。デビュー以来の連続KO勝利は6でストップしたが、無傷の7連勝を飾った。

 右ジャブから組み立て、相手の打ち終わりに合わせた左ボディーを狙ったが、仕留め切れず。ジャッジの採点は1者がフルマーク(80―72)をつけ、2者も79―73と大差の判定勝利にも「自分的にはもう少しやれたかなと後悔が残る。バランス崩すところもあったので修正しないといけないし、もっとレベルアップしないといけない」と反省が口をついた。この日は、幼少期から手ほどきを受けてきた父・伸克さんがセコンドにつかなかった。「減量とも闘って、精神的にもちょっと疲れた」と息をついた。

 ただ、強引にパンチを振り回すタフな相手に、初めて8ラウンドを戦い抜いたことは収穫になった。「世界に行くなら、もっと強くてああいう(スタイルの)選手もいる。そこに向けて、良い経験になった」と前を向いた。太田光亮トレーナーも「パンチのある相手に8ラウンドやれた。精神的にも強くなった」と振り返った。

 この日は世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)とWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=ともに大橋=兄弟がリングサイドで観戦していた。“モンスター2世”の愛称を持つ坂井は「尚弥さんだったら倒していましたね。

これを糧に強くなりたい」とさらなる進化を誓った。次戦は6月10日の大橋ジム主催興行となる予定だ。

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