横山英幸大阪市長は25日午後、大阪市長で報道陣の囲み取材に応じ、市内でさまよい、この日午後に捕獲されたシカ1頭の受け入れ先が”内定”したことを明らかにした。

 シカについては大阪府警本部関目別館(城東区)の敷地内にいたところを市の職員が確保した。

「(警察管轄地で)周辺の安全を含めて確保できるようになったのが要因の一つ。経験上、網での捕獲は心配で、担当のみなさんが頭をひねっていただいてオリでの捕獲に。『入ってくれるのかな』と思ったが、見た感じ、おとなしく入ってくれた」と”大捕物帳”にならなかったことに安堵の表情。

 奈良公園から来たとみられるシカだが、今後の管理先について奈良の山下真知事はこの日、受け入れられないとしたが、奈良から来たというルートの根拠もないため、横山市長は「有害鳥獣やいろんな法律がありますので、都道府県を越境しての個体の輸送はかなわない。奈良の判断は尊重したい」と納得しながら「平行して、受け入れ先の調整を進めています。一定の前向きなお返事はいただいております」と報告した。

 受け入れ先の具体名は「(言うのは)かなわない」としたが、大阪市内ではなく「府内」とまでは言及した。

 現在、シカは住之江区の動物管理センターで保護されている。どこから来たのかなど「発生の調査は難しく、どこまで言っても断定できない。切り替えて次に集中したい」とシカの一時観察、受け入れ先の環境確認、法的処理などに注力するが「大阪は『先客万来(の街)』ですが、市民の安全が第一。性格もおとなしく人にぶつかるような状態は見ていないが、(シカには)こちらから会いに行きますので」と異例の事態の収拾に笑みもこぼした。

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