日本相撲協会は25日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所の番付編成会議と臨時理事会を開き、大花竜(立浪)の新十両昇進を決めた。大花竜は大阪市内で会見し、「入門からずっと関取を目指してやってきたのでうれしい。

長く関取として相撲を取れるような力士になりたい」と笑顔で抱負を述べた。

 近大から24年夏場所に三段目最下位格付け出しで初土俵を踏み、「2年以内に関取になる」と目標を掲げてきた。この2年間で青森・三本木農高(現三本木農恵拓高)の1年後輩で同じ部屋の木竜皇、近大の同期・三田(二子山)が先に十両に昇進。「知ってる人たちがどんどん関取になっているのを見て、負けたくない気持ちもあった。自分ももっと頑張らないとなと思った」と明かした。

 部屋の稽古では横綱・豊昇龍、十両・明生に胸を借り、多彩な幕下力士たちとしのぎを削った。先場所は西幕下2枚目で初めて5枚目以内に入り、6勝1敗。新十両の好機を一発でつかんだ。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「十両で活躍するにはまだまだ頑張らないといけないが、強くなる素質はある。華がある感じで、強くなればもっと人気が出ると思う。立浪部屋の一つの顔としてやってほしい」と期待を込めた。

 故郷への思いも力に変える。

1883年から幕内力士が143年続いている青森県出身。昨年、記録が途絶えかけたが、同じ十和田市出身の先輩の錦富士(伊勢ケ浜)が懸命につなぐ姿を見てきた。大花竜は「18年間育った場所。強くなることが恩返しだと思うので、青森の人たちのためにも、まだまだ上を目指したい。早く幕内に上がれるように頑張って、青森の歴史をつなげられる存在になりたい」と誓った。

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