日本テレビ系「笑点」(日曜・後5時半)の司会でもおなじみの落語家・春風亭昇太(66)が25日、復学していた東海大人文学部を卒業し、神奈川・平塚市の同大学湘南キャンパスで行われた卒業式に出席。2度目の大学生活を振り返った。

 昇太は東海大一高(現・東海大静岡翔洋高)を卒業後、1978年に湘南キャンパスの文学部に進学して日本史を学んだ。落語研究部で活躍し、プロの落語家になることを決意して4年生の時に中退。2021年に同大客員教授に就任し、24年10月に再入学制度を利用して復学した。

 1年半で28単位を取得。北海道・根室で行われた昆布漁のフィールドワークに参加し、卒論では「城の修復」をテーマに、2万5000字を書き上げた。同級生とは40歳以上年齢が離れている。報道陣から「何て呼ばれていたのですか?」と問われると、「笑点の人。僕が教室に入ると、小声で『笑点来た』って」と笑い飛ばした。卒論発表後には男女15人くらいで居酒屋へ。お会計時には全額支払おうとする昇太に対して、学生たちは「いや、払います」と遠慮気味。昇太は「僕、稼いでいるから」と言い放って、半分の金額を負担したことを明かした。

 この日、昇太は電車に乗り、最寄り駅から大学まで歩いて来たという。

復学後は静岡キャンパスで学んでいたが、卒業式の行われた湘南キャンパスは10~20代の青春を過ごした場所。駅名も街並みも変わっていたため「卒業生ぽい人について来ました」と苦笑いした。

 大学卒業に関して、笑点メンバーからも好反応。「みんな『うらやましい』。『よくそんなことができたね』って」と誇らしげだった。リカレント教育(=社会人になって学び直すこと)についても「記憶力はなくなっているけど、理解力は高まっている。頭にスルスル入ってくる」と魅力を語った。

 

 ◆春風亭 昇太(しゅんぷうてい・しょうた)本名・田ノ下雄二。1959年12月9日、静岡県生まれ。66歳。82年、春風亭柳昇に入門し、「春風亭昇八」で初高座。86年に二ツ目に昇進し昇太に改名。

92年に席亭推薦で真打ち昇進。2000年に文化庁芸術祭大賞を受賞。16年5月から「笑点」の新司会者に就任。19年から落語芸術協会の会長を務める。特技は料理。出ばやしは「デイビー・クロケット」。

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