ロックバンド「T―BOLAN」が8月10日に東京・北の丸公園の日本武道館でコンサートを行い、このステージをもって解散することが25日、分かった。バンドにとって最初で最後の武道館コンサートで、35年間の歴史に幕を下ろす

 T―BOLANは現在、47都道府県をめぐる史上最大規模のラスト・ライブツアー「T―BOLAN LAST LIVE TOUR 2025―2026 終章 SING THE BEST HIT JOURNEY 47」(58公演)を敢行中。

どういう形で活動にピリオドを打つかメンバー間で幾度となく話し合いを重ねてきたが、ギターの五味孝氏(60)の「少年時代からの憧れ、武道館で最後を迎えたい」という思いがきっかけとなり、コンサートの聖地をファイナルの場に選んだ。

 1991年にデビューし、「離したくはない」「じれったい愛」「マリア」など多くの名曲を彩ってきたT―BOLANは、99年に一度解散するも2017年に完全復活。ボーカル・森友嵐士(60)の心因性発声障害や上野博文(60)のくも膜下出血、現在のツアー直前に見つかったステージ4の肺がんなど、苦難と闘いながらステージに立ち続け、音楽を表現してきた。

 森友は「悔いを残さないために、自分たちの意思で“ラスト”を選びました」と思いを告白。「2026年8月10日、日本武道館。“約束の旅”のその先にある、T―BOLANというバンドの物語を、その一夜を、みんなと一緒に創(つく)り上げられたら嬉(うれ)しい」とステージに全身全霊で向き合う覚悟をつづるとともに「この日が、すべてになります。武道館で待ってるな」と呼びかけた。

【森友嵐士コメント全文】

一夜一夜が、ファイナル。

その先にある たった一夜の武道館へ。

47都道府県、すべての街に会いに行く。

あのとき交わした約束を、やっと果たせたと思っています。

悔いを残さないために、自分たちの意思で“ラスト”を選びました。

2026年8月10日、日本武道館。

“約束の旅”のその先にある、T―BOLANというバンドの物語を、その一夜を、みんなと一緒に創り上げられたら嬉しい。

この日が、すべてになります。

武道館で待ってるな。

T―BOLAN 森友嵐士

 ◆T―BOLAN(ティー・ボラン)ボーカル・森友嵐士、ギター・五味孝氏、ベース・上野博文、ドラム・青木和義による4人組バンド。1991年「悲しみが痛いよ」でデビュー。95年、森友が心因性発声障害に悩まされ、同年のライブを最後に活動休止。99年12月に解散。2012年に再結成し、14年に活動休止。17年に再始動した。

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