フィギュアスケート ▽世界選手権 第1日(25日、チェコ・プラハ=O2アリーナ)

 フィギュアスケートの世界選手権が開幕。女子ショートプログラム(SP)が行われ、ミラノ・コルティナ五輪銀メダルで、元世界女王の坂本花織(シスメックス)は今季世界最高となる79・31点をたたき出し、ミラノ五輪団体でマークした今季世界最高&自己ベストの78・88点を更新した。

33人が出場し、最終第6グループで全体32番目に演技をした。

 冒頭の3回転ルッツを鮮やかに着氷。続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転フリップ―トウループの連続ジャンプと降りてノーミスの演技を披露し、会心の笑み。スタンドの海外のファンも涙を浮かべる中、中野園子コーチと歓喜のハグ。キスアンドクライでは「ありがとうございました」とあいさつし、得点を確認後は「ああぁー!!」と声にならない喜びを表現した。

 24年まで世界選手権3連覇の坂本は、今季限りでの現役引退を表明してシーズンイン。日本女子初の3大会連続出場となった五輪では、団体、個人ともに銀メダルを獲得。2大会連続でダブルメダルに輝いた。ただ、シングルではジャンプにわずかなミスが出て、アリサ・リュウ(米国)に惜敗。大粒の涙を流し、悔しさを語っていた。

 五輪後は、この大会に向けて出場を明言していなかった坂本。7日に大阪市内で行われたイベントに登場し、出場の意向を表明した。

「しっかり自分自身が納得できる、やりきったと思える試合にできたら」と語り、現役ラストダンスに意欲。前回女王でもあるアリサ・リュウ(米国)は不在の中、日本女子エースとして有終の美を飾る。 

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