オリックス・岸田護監督(44)が27日の楽天との開幕戦(京セラD)を前に、スポーツ報知の特別インタビューに応じ、勝利への執念を燃やした。就任2年目を迎え「勝つしかない。
■横山聖&椋木成長
―就任2年目。開幕までに大切にしてきたことは。
「去年は優勝経験者たちの復活、ということを掲げてスタートしました。今年はそれプラス、競争。そのためにキャンプからメンバーを(1、2軍関係なく)ごちゃ混ぜにして、メニューを組みました。その中で刺激し合って、というプランでやってきました」
―競争心をあおった。
「主力組は当然、主力です。彼らを追い越そうと思っている若手が、どれだけ出てくるか。
―驚きや発見はあった。
「例えば横山聖哉の打撃には力強さを感じました。高卒3年目。年々、力をつけているんだなと思いましたね。麦谷も山中も2年目。成長が見られました」
―投手は椋木が成長した。
「去年の終わりぐらいから『1イニングならこれぐらい投げられる』というのは分かっていました。トミー・ジョン手術から順調に回復をして。今年がピーク、と言ってもいいぐらいの体の状態ですよね」
―全員に期待している中で、特に期待する選手は。
「一番期待しているのはペータ(山下)ですよね。
―山下は右肘の不調で離脱。正直に言って、痛い。
「それはもちろん、痛いです。(右肘の不調を訴えたのが)え? いつ? みたいな感じでしたよね」
―岸田監督も動揺した。
「揺れ動くというより、驚きでした。去年はあれだけ腰(の状態が回復するまで投球)を我慢をさせて、やる気満々で入ってきましたから。
―開幕投手の候補だった。
「普通にいけば宮城が開幕投手です。エースですから。今年はWBCがあり、彼がいつ帰ってくるのか分からなかった。日本が優勝するとも思っていましたから。宮城がWBCでどれぐらい投げて、帰ってくるか。そういう状況の中で当然、亜蓮(九里)とともにペータも柱になる。開幕に行く投手でした。宮城が厳しいという時には、ペータで決まっていました。本当なら早くに公表する予定ではあったんですけど…」
■優勝へ「意識」必要
―ソフトバンク、日本ハムの2強と言われる。
「両方でしょうね。ウチの行く道を行って、そこに食らいつく。他球団も、そう思っているはずです。どのチームも補強をしていますし、どのチームも当たり前に強いと思います」
―優勝に必要なものは
「全員の意識じゃないですか。ワンプレー、ワンプレーの、1個のボールに対しての。どの方向に打つのか、とか。この状況で転がす、とか。1点を取る全員の意識ですね。ワンバンゴー(投球がワンバウンドした際)の走塁、外野手のチャージ、試合中の声がけ。投手なら、けん制や走者への注意です。すべてにおいて準備が整っているのか。
―これからのオリックスに残したいものは。
「先輩たちがしっかり引っ張れるチームになってほしいし、したいです。将来の監督、コーチが誰であっても、大事なことです。勝つために本気のチームを選手たちでつくり上げて、伝統にしてほしいですね」
―スローガンは「熱決」。岸田監督の原動力は。
「僕は生え抜きなので。監督になった以上はやっぱり、このチームを格好いいチームにしたいですよね。強いチーム、応援されるチームに。1軍だから、勝つしかない。勝ちしかないんです。勝ち以外、ないんです。僕たちは」
◆岸田 護(きしだ・まもる)1981年5月10日、大阪・吹田市生まれ。










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