巨人のライデル・マルティネス投手(29)が26日、チームに合流した。来日翌日から即1軍練習に参加し、キャッチボールやポール間走、ウェートトレーニングでたっぷりと汗を流した。

 キューバ代表としてWBCに出場した影響で調整が遅れており、開幕1軍メンバーからは外れた守護神。今後は球団と話し合いながら実戦登板の時期などを決めていく方向。「いつまでに、というのは当然(阿部)監督の決めることなので。自分としては常に準備をし続ける。キューバでしっかり準備はできているので、いいコンディションは保てている。あとは監督の決定を待ちたい。まずは無事帰ってこられたのでうれしいし、シーズンが始まるのでまた頑張りたい」と明るい表情で話した。

 昨年46セーブでセーブ王を獲得した絶対的クローザー。WBCではプエルトリコでの1次ラウンド3試合に登板も敗退。日本時間12日の最終戦後、キューバに帰国した。一日も早い来日を検討したが、航空機混雑の影響で来日が遅れた。時差ボケは残るものの、母国では自宅近くの球場でブルペン投球、日本人トレーニングコーチ作成のメニューをこなしていたという。

 「WBCが終わってキューバに帰ったその日から練習を始めているので、体の状態はずっと保てている」と前向きに語り、杉内投手チーフコーチも「元気そうでしたよ」と一安心した。

 一方、母国では停電などが相次いで発生。情勢を見越し約1年半前から自宅に発電機を購入していたことが幸いし、マルティネスは日常生活に大きな支障が出ず球団とも連絡が取れていたという。「自宅に電気があったおかげで連絡はできていた。自分の家と、両親と、兄弟の家には発電システムを買って備えていた。そのおかげで直接的な影響はそんなに受けなかったけど、実際にキューバの国民は本当に苦しい状況で生活している。そういう人たちを見るのは本当にいつも心が痛んでいる。(街中の明かりは)本当にポツポツとあるような感じで、燃料も日に日になくなってきている。そういう状況ですね」と思いを明かした。

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