◆センバツ第8日 ▽2回戦 専大松戸8―3九州国際大付(26日・甲子園)
8強が出そろった。専大松戸(千葉)は、「9番・DH」で先発出場した吉田颯人(はやと)捕手(2年)が8回にDH制導入後、甲子園1号となる左越え3ラン。
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春の夜空にアーチをかけた。専大松戸・吉田は一塁を回ると、力強く拳を突き上げた。甲子園DH初本塁打-。歴史に名を刻んだのは公式戦初出場、背番号20の2年生だ。黒土のダイヤモンドを一周すると、笑顔の持丸修一監督(77)とハイタッチを交わした。
「ビックリしてます。DHで記念すべき1号を打てたのは良かった。小さい時から甲子園は憧れの場所。練習試合も含め高校通算1号です。打った瞬間、暗くて打球が見えなかった」
2点リードの8回1死二、三塁。3ボール1ストライクからの5球目、内角高めの直球を強振した。
昨秋の県大会では背番号24の控え捕手。秋の関東大会ではベンチ入りを逃した。「悔しかったです」。冬場の自主練習では下半身を使って振り切る打撃練習に没頭。今大会では背番号20でメンバー入りした。
「メンバーに入れなかった人の気持ちも出し切りたくて」。任されたのはDH。攻撃中はベンチ裏で素振りを繰り返した。
意外性の男だ。記録員の早川夕渚さん(3年)は「不思議オーラが出ていて、行動を見ていても何をするのか分からない」と証言。この日、先発した同期の左腕・小林冠太は「突然踊り出したり、鼻歌を歌ったりすることもある」と言った。そんな16歳が、史上初の大仕事を成し遂げた。
持丸監督は9番での起用に「気楽に打てる。DHがあるから使ってみようと。DHがなかったらベンチには入ってない。とにかくビックリ」と笑みを浮かべた。次戦は昨秋の関東大会準決勝でコールド負けした山梨学院が相手だ。










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