◆センバツ第9日 ▽準々決勝 専大松戸―山梨学院(27日・甲子園

 準々決勝では、専大松戸(千葉)が甲子園で初の4強入りをかけて山梨学院と対戦する。

 2回戦(26日)では九州国際大付(福岡)を8―3で撃破した。

相手は昨秋の神宮大会王者で優勝候補と目されていた。それでも勝利を信じて、一塁側アルプスに陣取った専大松戸の応援団は声援を送った。

 控え部員らが、元気よく応援する最前列。そこには、周囲と比べると明らかに小柄な男の子の姿があった。高校生に混じって、メガホンを片手に声を枯らしたのは落合晴塁(はる)くん。まだ8歳だが、応援歴はかなり長い。同校野球部OBである父の良太さんに連れられ、生後間もない頃から試合を見に行っていたという。2歳か3歳の頃から、父が作った特製のユニホームを着て応援するようになった。

 母の真裕美さんによると、26日の試合を終えた時点で、晴塁くんが応援した公式戦での専大松戸の成績は61勝16敗。勝率は7割9分2厘と驚異的だ。77歳のベテラン・持丸修一監督も、晴塁くんの存在を知っており「いつもありがとうね」と声をかけられたこともあるという。母は「持丸監督は、まるで孫のようにかわいがってくれます。

監督さんは、本当に優しい」と感謝する。

 21年春に初めて聖地を訪れ、甲子園のアルプスで応援するのは5回目。メガホンをたたきすぎて「手が痛くなることもある」という晴塁くんの思いは、ナインと同じで「勝つ」。専大松戸のラッキーボーイは、準々決勝も両親と一緒に応援する予定だ。

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