日本陸連は27日、9月のアジア大会(名古屋)マラソン日本代表内定選手記者会見を都内で開催した。

 男子は25年東京世界陸上代表の吉田祐也(GMOインターネットグループ)と23年ブダペスト世界陸上代表の山下一貴(三菱重工)、女子は25年東京世界陸上代表の佐藤早也伽(積水化学)と1月の大阪国際女子マラソンで初マラソン日本最高記録(2時間19分57秒)をマークした矢田みくに(エディオン)が選ばれ、抱負を語った。

 昨年9月の東京世界陸上から2年連続の選出となった吉田は「感無量です。もう一度、メダルをとるという覚悟でアジア大会へ練習してきた。金メダルを目指して練習に励んでいきたい」と力強く宣言した。

 初代表の東京世界陸上では、34位と苦しんだ。ただ真夏のレース経験を積んだことで「冬場のマラソンレースとは全く別物だと考えなければいけない」と改めて実感。「国際大会を経験していることは大きなアドバンテージ」と存分に生かすつもりだ。

 アジア大会出場を決意した理由は、28年ロサンゼルス五輪で勝負するため。代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は来年10月に同じ名古屋で開かれるため「今年MGCがあったらどうかと考えると、あと一歩、二歩足りない。駆け引きの多いレースで勝つことを重視すると、アジア大会に出場すべきだと思った」という。「どのような大会でも勝負をする。順番争いで勝つ」と先々を見据えてのチャレンジだ。

 9月の本番へ向けては、スピード強化をメインとする。

「5000メートル、1万メートルは大学を卒業して以降、毎年どちらかは自己ベストを更新している。いずれかでまた自己ベストを狙う」と意気込む。青学大の後輩、黒田朝日との日本人トップ争いに競り勝った2月の別府大分毎日マラソン時は「あまり距離を踏まず、スピードで良い結果が出た」と言い「監督から提示されるメニューをうまくすりあわせて、一喜一憂せずに淡々と積み上げる」と冷静に定めた。

 同日はマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025―26の表彰式も開催され、男子は吉田、女子は佐藤がチャンピオンとなった。

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