将棋の福間香奈女流五冠=清麗、女王、女流王座、女流王位、倉敷藤花=が27日、大阪・高槻市の関西将棋会館で行われた棋士編入試験第3局で生垣寛人四段に敗れ、通算0勝3敗で不合格となった。女性初の棋士を目指して2022年8~10月以来、2度目の挑戦だったが、今回も第1局(山下数毅四段戦)、第2局(片山史龍四段戦)に続いて勝利に届かず。

4局目以降に進むことができなかった。

 感想戦終了後に会見した福間は今後、資格が得られれば3度目の受験を考えているかと聞かれ「挑戦したい気持ちはある」と意欲を示した。一方で中終盤の精度を課題に挙げ「現状の棋力からすると難しい。どう強くなっていくかを改めて考えていきたい」と現在地を冷静に分析。「(棋士になって)自分より強い方と指して、ギリギリの勝負がしたい」という夢を追い続ける姿勢を示した。

 1度目の受験から結婚、出産を経て臨んだ今回の試験。福間は「集中して勉強に取り組めた。存在は大きかった」と家族への感謝も語った。

 棋士編入試験は養成機関の奨励会を介さず、アマチュアや女流棋士が棋士になれる制度。女流棋士では福間のほか、西山朋佳女流三冠=白玲、女流王将、女流名人=が昨年受験した(2勝3敗)。男性は瀬川晶司六段、今泉健司五段、折田翔吾五段、小山怜央四段の4人が合格している。

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