◆JERAセ・リーグ 巨人3―1阪神(27日・東京ドーム)

 巨人が阪神に勝利し、開幕白星スタートを切った。

 初回にグラッデン以来球団32年ぶり外国人開幕1番のトレイ・キャベッジ外野手が先頭打者本塁打を放ち先制。

続く2番の松本剛外野手の働きが試合の流れをさらに大きく引き寄せた。

 3球で1ボール2ストライクと追い込まれたが、そこから驚異的な粘りを見せる。4球目ボールの後、5球連続ファウル。1球ごとにどよめきが大きくなり、10球目、11球目を見きって四球で出塁した。

 相手先発の村上は、昨年セ・リーグ最多175回1/3を投げて、規定投球回到達投手の中で最少の25四球。難攻不落の相手から四球をもぎ取り、落ち着く時間を与えなかった。

 続く泉口がヒットエンドランで右前安打を放ち、三塁に激走して無死一、三塁。4番・ダルベックの遊ゴロ併殺の間に、松本が移籍後初得点となるホームを踏んだ。この2点目が大きな1点になった。球団64年ぶり新人開幕投手の大役の竹丸を勇気づけた。

 阿部監督は開幕2日前の25日に打撃練習中に直接指導し、軸足の右足に体重を残すコツを助言していた。「少し修正を入れたらすぐできるので。

再現性は素晴らしいので。それを少しでも役に立てたらいいかなと思って」と送ったアドバイスが実を結び、6回には村上の150キロを中前に運んで移籍後初安打も放った。

 村上は昨年まで巨人戦通算7登板で4勝0敗、防御率0・54という難敵。チーム全員で立ち向かった。小さい頃は大の巨人ファンだった背番号「9」が、信じて開幕スタメンに起用した阿部監督の起用に応えた。(片岡 優帆)

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