◆JERAセ・リーグ 巨人3―1阪神(27日・東京ドーム)

 巨人は球団64年ぶりの新人開幕投手を務めたドラフト1位・竹丸和幸投手(24)が昨季王者の阪神を相手に6回1失点と堂々の投球を披露。リリーフ3投手も無失点で切り抜け、球団初の新人開幕白星を挙げた。

64年前に巨人の新人開幕投手を務めた城之内邦雄さん(86)が阪神戦をテレビ観戦。見事に初勝利を飾った竹丸に祝福の言葉を贈った。(取材・構成=湯浅 佳典)

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 いやあ見事なピッチングだった。俺の時代も阪神は強かったが、前年優勝の阪神に対して6回1失点。たいしたもんだよ。本人はもちろんうれしいだろうけど、64年ぶりと名前を出してもらって、俺もうれしい限りだね。

 先頭の近本を中飛に仕留めて落ち着いたね。表情はあまり顔に出ないタイプだけど、さすがに緊張は見えた。高めの甘い球だったから、あれがヒットになっていたら全然違う結果になったかもしれない。初回、3人の左打者に対してすべて真っすぐを投げ込んだように、俺が望んでいた「絶対に逃げるな」を体現してくれた。

 2回からは変化球も織り交ぜ、4回無死一、三塁で佐藤、大山を迎えたピンチでは得意球のチェンジアップを多投して最少失点にとどめた。これも期待通りの「一球入魂」だった。

 欲を言えばスピードがあと2、3キロアップすればいいな。元々コントロールはいいから、もっと楽にストライクが取れるようになると思うよ。

 これで安心せずに、どんどん走り込みをしてほしい。体のキレができるからね。俺と同様に新人王を獲得するには、ランニングだよ。

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