卓球 ▽ノジマTリーグ 男子プレーオフ決勝(27日、東京・代々木第二体育館)

 プレーオフ(PO)男子決勝が東京・国立代々木第二体育館で行われ、レギュラーシーズン(RS)1位の東京が2季ぶり5度目の優勝を飾った。初優勝を狙った金沢を3―0で下し、第2試合では世界ユース選手権19歳以下のシングルスを制した16歳の川上流星が、相手エース・田中佑汰(25)をフルゲームで撃破。

新星の活躍で第4試合に控えたエース・松島輝空(そら、18)を起用せずも、頂点に返り咲いた。優勝賞金1000万円を獲得した。

 16歳の川上の雄たけびが鳴り響いた。1―0の第2試合。RSの勝ち点差によるアドバンテージで前日、開示された田中の相手に相性の良さから抜てきされた。マッチポイントから田中の逆を突いた。勝利を確信すると、両手を広げて体をのけぞり「ウオォ!」と何度も絶叫。「流星」コールの中、コート脇での勝者インタビューで「とてもうれしいのと、めちゃくちゃ疲れました」とはにかんだ。

 新潟・村上市出身で神奈川・星槎国際高横浜の1年生。父の影響で4歳から卓球を始め、JOCエリートアカデミーを経て13歳だった23年から木下マイスター東京の下部組織木下アカデミーに入門。昨年11月にTリーグデビューしたばかり。強烈なフォアハンドドライブを武器に、世界ユース選手権19歳以下のシングルスで初優勝した逸材だ。

 1月の全日本選手権はジュニアを初制覇し、一般で8強と躍進。「五輪や世界選手権で絶対に金メダルを取るという気持ちを持って、頑張っている」と話した。中国の世界ランク1位・王楚欽(おう・そきん)に憧れを抱く次世代エース候補が、Tリーグから世界へ羽ばたく。(宮下 京香)

 ◆木下マイスター東京 18年度のリーグ発足に合わせて新設。チーム名の由来は、ドイツ語で巨匠や名人を表す「マイスター」から命名。シンボルカラーでもあるグリーンをチームカラーとし、誠実さや威厳をイメージする青と合わせ、力強さや信頼感を表現。王凱監督代行。主将は田添健汰(30)。本拠地は神奈川県。

 ◆大会方式 レギュラーシーズン(RS)で5回戦総当たりの25試合を実施し、成績上位3チームがプレーオフ(PO)に進出。2位と3位による準決勝で勝者が1位と決勝で対戦。シングルス(単)3試合、ダブルス(複)1試合の団体戦で、第1試合に複、第2~4試合に単を実施。

2勝2敗で並んだ場合は、第5試合で1ゲーム先取の延長戦(ビクトリーマッチ=VM)を行う。

編集部おすすめ