【グラスゴー(英国)27日=金川誉)】
日本代表は国際親善試合のスコットランド戦(28日)に向けた前日練習を、試合会場のハムデンパークで行った。森保一監督から、MF遠藤航が負傷の英国遠征でのチームキャプテンに指名されたMF堂安律は、自身のリーダーシップについて「流れを変えられる選手」と定義し、ピッチ内外での貢献を誓った。
背番号10に、キャプテンマークの重責が加わった。遠藤航、南野拓実が負傷で離脱中のチームで、27歳の堂安がキャプテンに指名された。今遠征、長友らベテランも不在の中で、キャプテンシーについて問われる回数が多かった堂安は「何回も何回も言ってるんで、多分もうみんな(報道陣)も書き飽きたと思うんですけど、やることは変わらないです。ただ責任感、誇り、名誉みたいなものはもちろん過去の日本代表の先輩たちを見ると、さらに緊張感はあります。ただ自分のやることは変わらない」とうなずいた。
東京五輪に向けた年代別代表、さらに18年に初のA代表に選出され、指揮官との付き合いは8年にわたる。森保監督は「律のリーダーシップは見てきています」と信頼を寄せる。若手の頃は、自信の活躍に矢印が向いた時期もあったが、現在はチームの勝利にフォーカスする選手へと成長した。
そんな堂安が語るリーダーシップの定義は「流れを変えられる選手。それがオンザボールでもオフザボールでも、オンザピッチでもオフザピッチでも。どの状況であれ、チームの流れを変える選手だと思います。もちろん理想は、みんなメッシみたいになりたい。
遠藤、南野、そして長友というチームの背骨をになってきた選手が不在のタイミングで、託された重責。ベテラン勢に変わり、初招集のFW塩貝ら若手の招集もある中で「若い選手たちが伸び伸びプレーすることが、一番日本代表に助けになると思います。僕が若い頃、入った時に先輩たちがそうしてくれたのもあります。先輩たちに気遣ってやるとかじゃなく、彼らのポテンシャルを思い切って存分に出せるように、その中でチームが1つになるようなことが、今の日本代表が成長する一番の近道。それが今回やるべきことだと思いますし、彼らの成長が僕たちをまた奮い立たせると思う」と語るように、チームの総力を高めるための道は見えている。
一方で「勘違いしてはいけないのは、伸び伸びやらせる中でも、チームの決まりごとがある。それは3日間の短い時間の中で、監督コーチ含めてかなり落とし組んできた」と厳しさも忘れなかった。「10番じゃなくてもキャプテンじゃなくても、やること変わらないです」と繰り返した堂安が、W杯に向けた最終段階のチームを牽引する。

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