◆JERAセ・リーグ 巨人3―1阪神(27日・東京ドーム)

 巨人は球団64年ぶりの新人開幕投手を務めたドラフト1位・竹丸和幸投手(24)が昨季王者の阪神を相手に6回1失点と堂々の投球。リリーフ3投手も無失点で切り抜け、球団初の新人開幕白星を挙げた。

阿部監督は就任から3年連続の開幕戦勝利となった。

 26年シーズンの幕開け。試合前の練習中、阿部監督はいつも通りグラブを手にグラウンド内を歩き回りながら野手陣のフリー打撃やノック、投手陣のキャッチボールをチェックした。

 その中で印象的だったのは、阿部監督は球団スタッフとすれ違うたびに立ち止まり、帽子を取って握手していたことだ。打撃投手、ブルペン捕手、通訳、スコアラー、データアナリスト、トレーナー、広報など支えてくれる多くのスタッフがいるが、一人一人に「よろしく」と声をかけてあいさつしていたのだ。

 日頃から阿部監督は裏方さん、スタッフのことを大事にして感謝の思いを口にしている。就任1年目の24年にリーグ優勝してハワイ優勝旅行に行った際には、現地でのあいさつで「選手は裏方さんとか家族へのご褒美っていうね。そこを忘れないで思いっきり楽しんでほしい。優勝したら、こういう素晴らしいことができるんだってかみしめて」と呼びかけていた。

 昨年はリーグ3位に終わり、2年ぶりリーグ優勝と14年ぶり日本一を目指す今季。キャンプ中のミーティングではホワイトボードに外国人が見ても分かるように『Thank you』と書き、「今年はこれをたくさん言おう。誰かがミスしても他のメンバーがカバーする。

カバーしてくれたら『サンキュー』、『ありがとう』となる。この前あの人に助けてもらったから次は自分の番だって。これが増えていけばすごくいいチームになると思う」と呼びかけていた。

 新しいチームを作ると掲げ、「全員で戦っていきたい」という阿部監督。首脳陣、選手、裏方スタッフ全員が同じ方向を向いて一致団結し歓喜の秋に向けて前進していく。(巨人担当キャップ・片岡 優帆)

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