サッカー日本代表は28日(日本時間29日午前2時)、英国のグラスゴーでスコットランド代表との国際親善試合に挑む。
今遠征は、6月開幕の北中米W杯のメンバー発表前最後の活動となる。
注目は、W杯直前の活動にして初招集となったロス五輪世代のストライカー、FW塩貝健人(21)=ウォルフスブルク=だ。24年8月に慶大を休学し、オランダ1部NECに渡ってから約1年半で代表入りしたシンデレラボーイは、今季NECで7得点、ウォルフスブルクで1得点を記録。さらに、得点全てが途中出場からで、“ジョーカー”としての役割が期待される。しかし、本人は「最初からサブでW杯に出ようなんか思っていない」と一刀両断。野心を隠さない“ぎらぎら感”で、W杯への椅子を勝ち取る。
MF佐野航大(22)=NEC=は、兄のMF佐野海舟(25)=マインツ=との同時先発に期待がかかる。昨年6月のインドネシア戦では海舟が先発、航大が途中出場でピッチに立ち、国際Aマッチでは2006年の佐藤勇人、寿人以来19年ぶりの兄弟共演を果たした。他にも93年の三浦泰年、知良兄弟など、代表で同時出場した選手はいるが、兄弟で同時にW杯のメンバーに選出された例は日本ではまだない。兄の海舟のメンバー入りは有力だが、弟の航大は当落線上。しかし、所属先のNECで3得点8アシストと結果を残しており、アピール次第でW杯の代表の座に食い込む可能性はある。
ディフェンスラインは、約1年9か月ぶりに代表復帰したDF冨安健洋(27)=アヤックス=が、直前の試合で負ったけがにより無念の辞退となったが、同じく長らく代表から離れていたDF伊藤洋輝(26)=バイエルン=は合流。前回の22年カタールW杯にも出場した実力者のレフティーが、今のディフェンス陣と新たな化学変化を生みだす。昨年9月以来の代表入りとなったMF鈴木唯人(24)=フライブルク=は、MF南野拓実(31)=モナコ=の長期離脱により空いたシャドーの一枠を、虎視たんたんと狙う。

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