◆第27回全国高等学校女子硬式野球選抜大会第7日(28日、加須きずな球場ほか)

 女子のセンバツ準決勝が行われ、4月4日に東京ドームで行われる決勝は佐久長聖(長野)と履正社(大阪)で争われることになった。史上初の4連覇がかかった神戸弘陵(兵庫)は、佐久長聖に逆転で敗れた。

 神戸弘陵が初回に2点を挙げるとその裏に追いつき、3回に再び2点を失うと4回に同点と食らいついた佐久長聖。終盤の6回に3たび1点を献上したが、それでもあきらめずにその裏に攻めた。1死一、二塁で松下和歌の「真っすぐを振り抜いた。感触は良かった」という当たりは右越え適時三塁打。初めて勝ち越すと、最終7回の反撃を3人で抑えて6―5で勝利すると、ナインは優勝したかのように決勝進出を喜んだ。

 22年に、西武などでプレーした野々垣武志氏を監督に創部したチームで、全国大会は8強止まり。一方で昨年の秋の全国ユース大会では神戸弘陵を延長タイブレークの末に破っていた。「ここ一番ですごくまとまるチーム。昨年の神戸弘陵で勝ってからは試合ごとに集中し、ミスもなくなってきた」と野々垣監督。再び対戦した強豪との一戦も挑戦者の気持ちを忘れず、前日は2時間のミーティングで相手投手の傾向など全員で共有した。

 ナインは、この大会を最後に退任する2人のコーチを東京ドームに連れて行こうを合言葉に団結した。主将の高原千鶴捕手は、「みんなが東京ドームを目指す気持ちが強かったので、その部分で押し勝ったかな。

こういう展開になるのはみんな予想していたので、取られても(気持ちは)折れなかったですし、取り返す自信がありました。一度しか行けない夢の舞台なので、楽しんで存分に自分たちの力を発揮したい」と声を弾ませた。

 一方の履正社は花巻東(岩手)と対戦。初回に1点を失うが、5回に田村小春の右適時三塁打で逆転。そのまま2―1で勝利し、2年連続の東京ドーム切符を手にした。決勝は4月4日のプロ野球巨人・DeNA戦の終了後(午後7時開始予定)に行われ、佐久長聖は初優勝、履正社は9年ぶり2回目の優勝を争う。

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