卓球 ▽ノジマTリーグ 女子プレーオフ決勝(28日、東京・国立代々木第二体育館) 

  女子のプレーオフ(PO)決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位で昨季PO女王の木下アビエル神奈川(神奈川)がチーム史上初の2連覇となる3度目の優勝を果たした。

 今季RS1位の日本生命レッドエルフ(日本生命)を3―2で撃破。

17歳のエース・張本美和が第1試合のダブルスと第2試合のシングルスに起用され、第2試合では相手エース・早田ひなにフルゲームで競り勝ち、チームを導いた。

 第1試合のダブルスでは、神奈川の全日本選手権を制したペア、張本、長崎美柚が、日本生命の上沢杏音、笹尾明日香組に2―1で逆転勝ち。第1ゲーム(G)では18―20の大接戦の末に先取されたが、第2Gから立て直し、11―8で奪い返した。第3Gは6―6から、9―8の場面で長崎が勝負をかけてロングサーブを出し、張本が強打で決めきり、50分を超える大接戦を制した。

 張本はベンチでコーチの父・宇さんと会話した後、すぐに早田との第2試合へ。0―1の第2Gで6―7から逆転した張本が11―8で取り返した。1―1の第3Gも中盤に張本がラリーから強烈なフォアを早田のミドルに決め、左拳を握った。11―7で奪った。第4Gは早田が11―7で取り、最終GはTリーグ独自のルールで6―6からスタート。張本が3連続得点で優位に立ち、早田はバックサーブを出すなど粘ったが、張本が接戦を制し、両腕を突き上げた。

 神奈川が連覇に王手をかけて迎えた第3試合は、RSの勝ち点差によるアドバンテージで前日に開示した鄭怡静(チェン・イーチン、台湾)が赤江夏星に1―3で敗れた。第4試合はパリ五輪団体銀メダルの平野美宇が任され、5月の世界卓球団体戦初代表に選ばれた18歳の面手凛(めんで・りん)との一戦をフルゲームで敗れたが、延長の1ゲーム先取のビクトリーマッチで早田に競り勝ち、主将がチーム初の2連覇に導いた。

勝利した平野は、涙を流した。

 平野は「面手選手に負けてしまって、五番と聞いた時に私のせいで負けてしまうと思ったんですけど、チームのみんなやファンの皆さんが応援してくださって、勝つことができてよかったです。優勝したいと言う気持ちが出てしまったのもありますし、面手選手のプレーがすごくよくて、負けてしまった時は苦しい気持ちでした。正直なんで(監督が)私(の名前五番に)書いたの?って思ったけど、キャプテンですし、苦しいところから始まったけど、チームのみんなが信じて起用してくださった。自分の負けは自分で責任を取るしかないと思って戦いました。早田選手とは久しぶりに試合をできて良かった。ファンの皆さんにお互いいいプレーを見せられた」と語った。

 ◆大会方式 RSで5回戦総当たりの25試合を実施し、成績上位の3チームがPOに進出。2位と3位が21日に準決勝を戦い、勝者が1位と決勝を戦う。シングルス3試合、ダブルス1試合の団体戦で、第1試合にダブルス、第2~4試合にシングルスを実施。2―2の最終ゲームは6―6から。また、2勝2敗で並んだ場合は、第5試合で1ゲーム先取の延長戦(ビクトリーマッチ)を行う。

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