オリックス・九里亜蓮投手が毎回の自己最多12奪三振で今季初登板をパ・リーグ一番乗りの完封で飾った。昨年9月29日の楽天戦(京セラD)からシーズンをまたいで2試合連続のシャットアウト勝ち。

0-10と大敗した開幕戦から一夜明け、FA移籍2年目の右腕が完封返しでリベンジした。

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 オリックス・九里は、現状維持を好まない。「自分がいい投手だと思ったことはない。もっとうまくなりたいし、まだまだ現役を続けたい」。キャリア最終盤で自己最速を更新した和田毅(元ソフトバンク)や、チームメートの岩崎のような姿を理想とするからだ。

 移籍1年目だった昨季はインターネットを通じ、投球フォームに精通する指導者に連絡。「肘を前に出してリリースするのが、僕の悪い癖なので」と、矯正を目的としたフライキャッチボール(塁間ほどの距離で山なりの球を投げる練習)を取り入れたこともあった。「常に体の状態は変わっていく。その時のベストになることをしなければ」。広島時代の24年から始めたアメフトボール投げは、けが予防のための新たなルーチンとなった。

 「新しい取り組みが、たとえ悪い方向にいったとしても、引き出しになるので絶対にプラスの方が多い。いろんなことに挑戦したうえで、後悔しない自分を」。

プロ13年目の目標は230イニング。飽くなき向上心で、不可能を可能にする。(南部 俊太)

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