◆JERAセ・リーグ 巨人0―2阪神(28日・東京ドーム)
巨人は守備のミスが絡んで初回に先制を許すと、打線は阪神の先発・高橋の前に3安打完封負け。開幕連勝を逃したが、阿部慎之助監督(47)は「形はつくれているので、そこは続けていきたい」と前を向いた。
同点、そして逆転サヨナラを期待する大歓声が響いた。0―2の9回2死二、三塁。昨年、高橋との対戦成績が5打数5安打で、この日も5回にチーム初安打を放っていた岸田が空振り三振に倒れ、左腕に完封勝利を許した。試合後、阿部監督は「チャンスはつくったので。そこで1本出るか、だけ。形はつくれているので、そこは続けていきたい」と前を向いた。まだ開幕2戦目。すぐに切り替えた。
一つのポイントになったのは初回の守備。1死一塁、3番・森下の5球目に中野がスタートした。
記録は盗塁と岸田の悪送球となったが、増田陸は「あれは自分のミスです。止められました」と糧にすると誓った。リーグ3位に終わった昨年は阪神戦8勝17敗と負け越し、9敗が2点差以内。阿部監督は接戦に強いチームになるために目の前のワンプレーの大切さを掲げているが、改めて全員で1球の重みを再確認できた試合になった。
激しい競争を経て開幕スタメンを決めたが、2戦目のこの日は相手先発が左腕の高橋で、二塁を左の浦田から右の増田陸に入れ替えた。阿部監督は「右、左で、うまいこと併用していければ」と明言。シーズン中もチーム内競争は続く。
その中で投手陣にも好材料があった。
リリーフでは育成選手から支配下登録されたルシアーノがNPB初登板し、ドラフト2位・田和もプロ初登板。ともに1回無失点でデビューを飾った。
これで1勝1敗。球団最長14年連続開幕カード勝ち越しがかかる29日の3戦目は、ドラフト3位ルーキー山城がプロ初登板初先発する。ミスは誰かがカバーして互いに助け合う。「新しくチームをつくる」がテーマの新生・阿部巨人はまだ未完成。成長の余地はたっぷりある。(片岡 優帆)










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