女優の山田愛奈が29日に最終回を前に、女忍者・黒影役を演じるテレビ朝日系連続ドラマ「仮面の忍者 赤影」(佐藤大樹主演、日曜・深夜0時10分、関東ローカル)への思いを語った。

 初挑戦だった忍者役。

台本を覚えるよりも不安だった。アクションシーンに備えて約4か月、京都撮影所で殺陣を学び、準備を続けてきた。

 「黒影は、忍びとして圧倒的に実力を持っていた父親から黒蝙蝠(こうもり)の術を継承した役どころなので、それがキチッとできないといけない。時間がない中で、私のために時間を作ってもらった感じです。京都撮影所の方々には基礎の、基礎の、基礎から教えていただきました」と感謝の言葉が尽きない。「ご迷惑をおかけしたと思いますが、キャスト、スタッフの皆さんが『何回でもやろう!』と形になるまで練習に付き合ってくださり、それが安心感につながりました。(このチームの)熱量に応えたい。これ以上の答えを出したいという気持ちでした。格好良くアクションができて、そこから気持ちも乗った気がします」

 主演の佐藤の真摯(しんし)な姿には頭が上がらない。「大樹くんは(FANTASTICSの)ライブ回っている期間。誰よりも疲れているだろうに、一切嫌な顔をせずに『何回でもやりましょう!』とおっしゃってくださって。心が折れることなく、最後まで黒影を全うできたと思います」

 時代物。

初体験だった2クールの撮影。セリフの言い回し、歩き方一つとっても「毎日が刺激的だった。皆さんから吸収するものが多かった」と充実感をにじませた。役作りのため、黒髪にしたのは昨春以来だった。「漆黒みたいな分かりやすい黒髪はかなり久しぶり。髪をセットすると、気合が入りましたね。目に力が入るというか、気持ちが入りやすかったです。いろいろな方に支えられて現場に立っているな~という感じがしました」

 山田にとって、京都撮影所は2回目だった。「職人さんの集まりのようで。身が引き締まると言いますか、ここに来ると、初心に返ります。緊張するんですが、その緊張が心地よいというか」。クランクアップ後に残ったのは「悔しさ」だった。

 「もう少し上手にできただろうなって。(アクションを)自分のものにしたいという思いがあるので、機会があれば、やってみたい。それぐらいやりがいがありました」。新たな決意を胸に、更なる飛躍を誓った。(加茂 伸太郎)

 「仮面の忍者 赤影」は「鉄人28号」「魔法使いサリー」などで知られる漫画家・横山光輝氏の同名漫画が原作。29日の最終回では赤影(佐藤)、青影(木村慧人)の2人に黒影(山田)も加わり、天下を狙う幻妖斎(忍成修吾)らと最終決戦を迎える。

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