◆第30回ドバイ・ワールドカップ・G1(3月28日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)

 坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=騎乗で日本から参戦したフォーエバーヤング(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)は2着に敗れた。好スタートから道中は2番手を追走。

逃げたマグニチュードをマークする形で直線を向き、坂井騎手が必死に手綱をしごいたが、最後までライバルをとらえきれなかった。昨秋の日本テレビ盃からの連勝は3でストップ。日本馬にとっては、2011年ヴィクトワールピサ、2023年ウシュバテソーロに続く3勝目もならなかった。勝ったのは米国馬のマグニチュードで勝ちタイムは2分04秒38、3着は英国調教馬メイダーンが入った。

 やはり、鬼門だった。昨年のこのレースはレース前に行われた突然の採尿検査で暗室に閉じ込められる事態もあり、極端にイレ込んだ状態で3着。矢作調教師にとって、大きな“忘れもの”を取りに来た一戦だった。しかも、ドバイは父のリアルスティールが2016年のドバイ・ターフで厩舎の海外G1初制覇を刻んだ地。「ここを勝ってこそ、本当に父を超えたかなという感じになる」と期待していた舞台だったが、今年も思わぬ結末が待っていた。

 中東情勢が緊迫化した中での調整。「このような情勢だけに勝って帰らないと意味がない」と強く誓った一戦だったが、勝利を届けることはできなかった。

 ただ、集大成のラストイヤーはまだまだ続く。

今後はどこへ向かうのか。その動向に世界中が注目している。

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