宝塚歌劇の舞台に立つタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)の第114期生の合格者40人が29日、発表された。

 受験者は422人で、競争倍率は10・55倍。

少子化の影響も大きく、6年連続の10倍台となり、昨年の11・75倍(470人受験)を下回り、21世紀では最小の倍率となった。それでも「東の東大、西の宝塚」といわれる狭き門を15~18歳の40人が突破した。

 歌劇団では2023年に音楽学校卒業後の歌劇団での過酷な労働条件やハラスメントが社会問題に発展した。歌劇団側は長時間労働などはすでに改善策を講じており、音楽学校もさまざまな対策を行っている。また、音楽学校は「個人情報保護等の観点から」との理由で、合格者の名前や出身地の都道府県データなどを開示しない方針に。宝塚歌劇OGの母や現役生の姉妹の存在も明かさなかった。

 合否はコロナ禍の2020年から7年連続で、受験者に対するネット発表のみで行われた。桜の花が咲く校舎裏で合格者番号のパネル掲示は春の風物詩的光景。コロナウイルス感染症の5類移行で復活する可能性もあったが、さまざまなネット環境を踏まえた判断とみられる。

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