5月末で閉館する大阪松竹座「御名残四月大歌舞伎」(4月3日~26日)の開幕を控えた29日、道頓堀川沿いで「大阪松竹座 御名残道頓堀お練り」が開催された。

 片岡仁左衛門を筆頭に、中村鴈治郎、松本幸四郎中村獅童、中村壱太郎ら21人が人力車に乗車。

日曜日でにぎわう道頓堀に沿って、大阪松竹座までの約700メートル練り歩いた。先頭の仁左衛門は「松嶋屋」の屋号が飛び交う周辺に、笑顔で手を振って応えた。

 大阪松竹座前では出演俳優が勢ぞろい。鴈治郎は「人力車でのお練り、私も初めてです」と笑顔。「道頓堀にこれだけ歌舞伎が好きな方々が集まれる。大阪捨てたもんじゃない。その気持ちを感じました。皆様にこの松竹座を忘れないでいただきたいと思います」とあいさつし、大きな拍手が送られた。幸四郎も「お練りが始まり太鼓が鳴り響いた時には、本当にうれしさと寂しさが込み上げるものがありました」と振り返り「とにかく笑顔がたくさんの松竹座公演にしたいと思っております」と決意表明した。

 それぞれが松竹座の思い出を語ったり、寂しさを伝えた。最後は仁左衛門が「御名残公演というのはお休み公演でございます。必ず道頓堀に小屋が建つと思います。

ぜひ皆様のご声援をよろしくお願いいたします」とあいさつ。大阪締めで手締めを行った。

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