◆JERAセ・リーグ 巨人―阪神(29日・東京ドーム)

 阪神3連戦の最終戦でプロ初先発したドラフト3位・山城京平投手が3回途中、無死満塁とされたところで降板。被安打3ながら5四死球で5失点を喫したルーキーの初陣をスポーツ報知評論家の村田真一氏が評した。

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 3回途中で5四死球か…。山城はオープン戦で結果を残していたから何とか5回、と思って期待はしていたんやけどなあ。厳しい言い方をすれば「独り相撲」というやつやね。当然緊張もあったやろうし、真っすぐもツーシームも思うようにコントロールすることができていなかった。テンポもよくなかった。森下には2つ四球を与えたけど、受けたプレッシャーそのままに制球が乱れた感じかな。

 本来はテンポ良くストライクゾーンに投げ込んでいける投手。だから阿部監督も開幕第3戦に抜てきしたわけよね。最後に親心とでも言うのかな。山城への期待を采配で示したよね。中野の二塁打と森下への四球で3回無死一、二塁にされたでしょ。ここで代えてもよかったはずよ。

でもあえて、佐藤と勝負させたようにも見えた。前の打席で三振を奪っていたのもそうやろうし、何より「お前に先発マウンドを託した試合だから、思い切ってストライクゾーンに投げてみろ」って背中を押しているように感じた。

 それだけ山城に期待しているということよ。ただ、四球は最悪の結果やったね。打たれたのなら、阿部監督は納得したはずよ。ほろ苦いデビュー戦になっちゃったけど、まだシーズンもプロ生活も始まったばかりや。次のチャンスをもらえたなら、やり返すだけ。それがプロの世界やからね。(スポーツ報知評論家)

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