体操男子の日本代表が29日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた全日本選手権(4月17日開幕、高崎)に向けた試技会を公開し、24年パリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は、全体1位で仕上がりの良さをアピールした。

 6種目で細かなミスはあったが、床と平行棒で1位の得点をたたき出すなど、すべての種目で3位以内と完成度の高さを示した。

「まだ力んで練習とは違うものが出るなという感覚ですね。かなりミスは減ってきたんですが、鉄棒はまだミスもあるので油断できないですね。あと2週間弱で直せればいいなと思う」と気の緩みはまったくない。

 課題にしてきた跳馬では封印していた「ロペス」に成功した。2022年に右膝全十字靱帯(じんたい)断裂した原因になってから回避し続けてきた大技を、Dスコア(技の難易度)を上げるため今季から取り入れる。「体の調子にまだ左右される。体の動きが良くないと跳べなかったりする。ただ、技術的にはちょっとずつ改善してきている。全日本ではやります」と前向きにとらえる。

 昨年の全日本選手権の個人総合では鉄棒でミスが出て橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)に敗れた。世界選手権の個人総合も5位に終わっており、今季は雪辱のシーズンになる。今季は日本でアジア大会(名古屋)もある。

「どんな状況でも勝てる選手になりたい。毎日の練習が試合だと思って本番を想定してできれば細かいミスも減ってくるのかなと思う。自分が絶対勝つという強い気持ちを持って練習すること。去年は悔しい思いをしたのでそこは絶対にリベンジしたい。自分の美しい体操を100%出したい」と気持ちを引き締めていた。

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