◆JERAセ・リーグ 巨人6―12阪神(29日・東京ドーム)

 巨人・泉圭輔投手(29)が開幕3戦目で今季初登板し、1回1安打無失点と役目を果たした。

 出番は2点ビハインドの5回から。

先頭の森下に中前打を浴びるも、すぐに気持ちを切り替えた。無死一塁から4番・佐藤を二ゴロ併殺打。高め146キロで押し切った。昨季のリーグ2冠王に真っ向勝負し「流れを悪くしないようにと。結果的にゴロになってよかった」と理想の結果につなげた。すると直後の攻撃でダルベックが一時同点2ラン。決して目立たなくとも、価値のある15球だった。

 この日はドラフト3位ルーキーの山城がプロ初先発で2回0/3で5四死球5失点。序盤から荒れる展開となったが「ブルペンに悲観的なムードはなかった。中盤相手の流れを止めるという面で、僕と(赤星)優志のところが一番大事」と言い聞かせてマウンドに上がった。

 ソフトバンク時代も含め1軍通算164登板と実績豊富な右腕。「同じビハインドでも中盤の5回と、7、8回の終盤ではまた話が変わってくる。

今日みたいに、序盤に試合がどんどん動いた時は流れを止める作業がメインになってくる」。劣勢でも諦めずゼロを刻む。その仕事がどれだけ重要かを理解してマウンドに立っている。

 リリーフとして1軍に昇格したのは開幕2週間前。昨秋以降はずっと先発調整を続けていた。「僕は現状勝ちパターンの人間ではない。でも、こういう役回りをする選手がいないとチームは回らないと思うので。チームのために。与えられたところで投げたいと思います」。計12失点と大敗したゲームで、意地を感じる0封だった。(堀内 啓太)

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