B1東地区のレバンガ北海道が108―89で同地区首位の宇都宮に勝利し、連敗を4で止めた。キャリアハイの17得点を挙げたPG/SG菊地広人(24)、チームトップ18得点の日本代表SG富永啓生(25)ら6選手が2ケタ得点を記録。

5戦ぶりの勝利で今季30勝に到達し、2016年のBリーグ創設後、クラブ史上初の勝率5割以上を確定させた。

 全員野球ならぬ“全員バスケ”で歴史的な1勝をつかみとった。28日に104失点で敗れていた宇都宮を89点に抑え、攻撃では今季2番目に多い108得点。途中出場選手の活躍もあってクラブ初の勝率5割以上を確定させた。トーステン・ロイブルHC(53)は「ベンチ(スタート選手)のスコアでも47点入れることができて、チームとしてのパフォーマンスを誇りに思う。30勝できたことは大きなステップ」とうなずいた。

 1戦目は富永が自己最多36得点を挙げるも、2ケタ得点は新加入のPFマックス・ヒサタケ(27)と2人のみ。エースの孤軍奮闘も実らず敗れていたが、この日はそれぞれが攻守で役割を遂行した。

 攻撃では、プロ3年目の菊地が第1Q(クオーター)途中から出場し、いきなり2本連続で3点シュート(P)を成功。「いつも練習に一番最初に来て、一番最後に帰る。いつ寝てるかわからない」と指揮官から評価される道産子は、3P3本、2P2本を決めてキャリアハイを更新し「なまら最高です」と破顔した。若手の活躍に負けじと、16得点のPFケビン・ジョーンズ主将(36)らベテラン、中堅勢も奮闘。

計6人が2ケタ得点を挙げ、22日に東アジアスーパーリーグ(EASL)を制した強敵を突き放した。

 今季はホーム13連勝を飾り、東地区で一時首位に立つなど快進撃を続けていた。しかし、チームリバウンド王のC/PFジョン・ハーラー(26)ら主力の離脱が相次ぎ、急失速。前日に今季初の4連敗を喫してCS圏内からも脱落していたが、試合前に選手間でミーティングを行い、初心を取り戻してコートに立った。「シーズン序盤はどんな相手でもアグレッシブにやっていた。そこのマインドセットをもう一度見直した」と菊地が振り返るように、第1Qから激しいディフェンスを敢行。タレント揃いの宇都宮を苦しめ、今季最多6539人が詰めかけたホームで2か月ぶりの白星をつかんでみせた。

 全60試合中46試合を終え、30勝16敗。東地区では5位、8クラブが出場できるCS争いでも圏内の群馬、A東京とゲーム差なしの9番手に付けている。菊地は「シーズンが進むにつれて自信が出てきた。優勝を狙う機会が毎年毎年巡ってくるわけではないという話をHCも普段からしている。そういう機会の中で自分たちがしっかりつかみ取りたい」。

残り14戦。王者撃破の勢いに乗り、ここから逆襲を始める。(島山 知房)

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