◆JERAセ・リーグ 巨人6―12阪神(29日・東京ドーム)

 流れ出る汗を何度もぬぐった。巨人のドラ3・山城が、プロ初登板、初先発で洗礼を浴びた。

3回途中を3安打5失点でKO。「自分の実力が出せなかった」。降板が告げられると、うつむいてマウンドを降りた。

 自ら首を絞める、苦しい展開だった。「雰囲気にのみ込まれていた」と、制球が安定せず5四死球。2回1死一塁から伏見にこの回2つ目の死球を与えると、藤川監督がベンチを飛び出して球審に抗議。プレッシャーに圧倒された。3回には安打と連続四球で無死満塁のピンチを招いて無念の交代。阿部監督は「ちょっと荷が重たかったかなと。任せたのは僕なので、僕の責任です」と悔やんだ。

 降板後はベンチから身を乗り出し、最後まで声を出した。今後は2軍で再調整となる。

次週の先発候補には28日のファーム・リーグ、日本ハム戦で6回無失点と好投した井上らが浮上した。「もう一度、一からやり直したいと思います」。自分を見つめ直し、必ず1軍の舞台に戻る。(北村 優衣)

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