◆JERAセ・リーグ 巨人6―12阪神(29日・東京ドーム)

 若さが出たというのかな。浦田の何げないプレーが終盤の攻防、心理戦に影響を与えちゃったね。

2死二、三塁で飛んだ一、二塁間のゴロ。捕っていても一塁アウトにできたかきわどいタイミングやったし、勝負をかけた上で捕れなかったんやから、捕ってほしかったけど仕方ない。

 ただ、問題はその後や。「あ~やっちゃった」っていうような“間”を作っちゃったでしょ。すぐに球を拾いにいかなかった。それで二塁走者までかえってきちゃった。この1点が結果的には阪神に心のゆとりを与えたのよ。その裏2点差の2死一、二塁で代打・丸。1点OKだから外野は無理して前に出る必要はない。バッテリーもそう。まだ単打ならOKの状況になるしね。制球に苦しんでいたモレッタの心にも余裕が残っていたと思うよ。

これが1点差やったらどうやろ。もう四球は出せんと甘い球がきたかもしれん。すべて「たら、れば」よ。でも、競っている終盤の1点は重いことを浦田は肝に銘じてほしいよね。

 3連戦は負け越したけど悪いことばかりやなかった。序盤の4点差を粘ってはね返して一時は逆転したし、昨季との違いは阪神に見せられたんちゃうかな。未知数だった竹丸やハワードが結果を出して、上位打線もいいスタートを切ったよね。まずはWBCに出た大勢とライデルの早い復帰を願うばかりやね。十分に戦っていけると思うよ。(スポーツ報知評論家・村田 真一)

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