1対1で競うストリートサッカー「PANNA(パナ)」の日本一決定戦「第6回全日本PANNA選手権大会」が、3月28、29日に東京・墨田区の堅川親水公園で開催された。小学生、女性、40歳以上、全世代参加などのカテゴリーに分かれ2日間で67人が参加。

限られたスペースの中での対人技術、駆け引きを競った。

 首都高速7号線の高架下の公園広場で様々な世代の人たちが自らの技術でボールを操った。「PANNA(パナ)」とはオランダ語で「また抜き」を意味するという。競技としてのストリートサッカーが盛んなオランダとスリナムはつながりが深く、競技の名前にもなった。直径約5メートルで囲われた「ケージ」の中で3分間競い合う。ゴール、または相手の股を抜く(パナ)で決着に蹴り込み得点を争う。得点だけでなく相手のまたを抜く(パナ)で決着というルールがあり、対人の駆け引きが常に存在する。

 いわゆる「弾まない」ローバウンド仕様のゴムとデニム地で覆われたボールを使用。デニム地で足に引っかかりやすく、サッカーのスパイクではなくスニーカーでもプレーが可能な「カジュアル」なスポーツで参加への垣根が低いのも魅力だ。

 近年の少子化、都会のスペース不足をカバーできる競技特性。地域振興の目的から墨田区の後援のもと開催。会場は区が管理する「公園」で行うことも振興の一つ。

公園で競技するための、「ボールが弾まない」「囲いがある」という条件を満たしており、高架下の有効活用に適している競技ということも大きい。

 大会を主催した「日本ストリートサッカー協会」の畑中崇代表は言う。「少しずつ競技を拡大したいですね。少子化でも省スペースでもできる。それこそ商店街のイベントでもやれます」。実際にJリーグの会場でも同協会のストリートサッカーは招致されている。「世界大会にもつながる競技。日本でも世界大会を開催したい。墨田区から広げていきたい。この地をストリートサッカーの“聖地”にしたいですね」と将来の可能性に思いをはせた。

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