隅田川は墨田区の西端を沿うように流れている。この川には徒歩で通行できる橋は区内に9つある。

スポーツ報知ではその橋を個別に紹介。名前の由来や歴史などを紹介する。第6回は「吾妻橋」。

* * *

 【吾妻橋(あずまばし)】浅草寺に一番近く、橋の西側には多くの外国人観光客の姿がある。橋の東側には金色の炎のオブジェが特徴的なアサヒビール本社があり、朱色に塗られた橋桁とともにランドマークとして一体になっている。

 古くから浅草方面と水戸方面に通じる本所中之郷竹町を結ぶ「竹町の渡し」がこの場所にあった。1774年に初めて橋が架けられた際には住民によって架けられ渡橋は有料だった。隅田川の別名とされる大川にちなみ当初は「大川橋」と呼ばれていた。

 橋の名は古来、東国・関東地方を総称する「アズマ」の語に由来する。1876年に西洋式木橋に架けかえられた際、正式名称が「吾妻橋」となった。洪水で流失したため、1887年に隅田川で初の鉄製鎧橋である(三角形の枠組みを合わせた構造で荷重を支える)トラス橋として生まれ変わった。

 現在の橋は1931年に完成。

橋の長さは150メートル、橋幅は20メートル。1993年の整備工事で歩道が拡張された。

編集部おすすめ