巨人のファームを詳しく紹介する随時掲載の新企画「ファーム情報FROM G TOWN」がスタートする。第1回は石塚裕惺内野手(19)にスポットを当てる。

キャンプから1軍で奮闘するも、実戦でアピール不足に終わり開幕直前に2軍に降格。オープン戦最終戦まで1軍で経験を積ませた阿部監督の思いと、再昇格を目指す高卒2年目の胸中に迫る。(取材・構成=加藤翔平、片岡優帆)

 29日のファーム・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)。石塚は7回2死一、二塁からドラフト1位右腕・大川の外角直球をとらえて、痛烈なゴロで一塁線を破る適時二塁打を放った。2軍では5試合で17打数6安打、打率3割5分3厘、3打点。

 石塚「キャンプから1軍にいさせてもらって、すごくチャンスをもらえたんですけど、僕がものにできなかった。阿部監督からは『全てにおいてまだまだだったな』という話をいただいたので、レベルアップして、また呼んでもらえるようにやっていきます」

 坂本らとの三塁争いに挑むもオープン戦打率1割2分5厘と苦戦。速球に差し込まれる場面が多かった。2軍では阿部監督の教えを胸にバットを振っている。

 石塚「ボールを潰す感覚というのをファームに落ちる前に阿部監督から言われて、それをやっています」

 新しくチームを作ると掲げる阿部監督。高卒2年目の石塚に期待し、1軍の競争の輪に加えたが、22日のオープン戦最終戦後に2軍降格を通達した。

 阿部監督「守備も走塁も打撃も、まだまだ全てにおいてレベルアップしないと1軍では戦えないと判断したので2軍に行かせた。

本人にもそう伝えた」

 オープン戦の途中で2軍降格としなかったのは、少しでも1軍レベルを肌で感じて成長の糧にしてほしいとの思いがあったからだ。

 阿部監督「1軍の雰囲気でやることも大事だし、試合の中でいろいろなことを吸収してもらえたらなと。結果が出なくてもオープン戦の最後までは1軍にいさせようと思っていた」

 2軍はGタウンで31日からロッテ2連戦、4月3日からソフトバンク3連戦。今週のファーム・リーグは本拠地での試合が続く。「全てにおいてレベルアップ」という宿題を課された石塚は再び1軍の舞台に戻るために鍛錬を積む。

 石塚「僕の場合はファームは調整の場ではない。試合に出ていく中で練習もしっかりやっていきます」

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