フィギュアスケート女子で、ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(TOKIOインカラミ)が3月31日、世界選手権(チェコ・プラハ)から羽田空港着の航空便で帰国し、取材に応じた。

 27日の初出場だった世界選手権は、ショートプログラム(SP)で8位から逆転を狙ったフリーでは武器の大技、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗するなどミスが出て9位とほろ苦いデビューとなった。

それでも「本当に長いシーズンを過ごしたなと思っていて。本当に今季は今までの自分自身を大きく変えるシーズンになったので。それを走り抜けたということは良かったと思います」と振り返った。

 充実の一年だった。シニア転向した今季は、GPシリーズ初優勝、GPファイナルで銀メダルをつかむなど大躍進した。初五輪の出場権を手にすると夢舞台でもトリプルアクセルを見事に決めて銅メダルを獲得した。その愛くるしいしぐさも相まって多くのファンを魅了した。国際スケート連盟(ISU)が発表したISUスケーティング・アワードでは、最優秀新人賞に選ばれた。「本当に想像もしていなくて、びっくりした。頑張ってきて良かったと思いました」とうなずいた。

 世界選手権で金メダルを獲得した女子エースの坂本花織(シスメックス)が、今大会を最後に現役引退する。「自分自身が困ったときはすぐに助けてくれる存在で、今季はカオリちゃんのおかげで楽しくシーズンを過ごせたと思いますし、本当に感謝したいと思います」と中井。

バトンを受け取った次代のエースは、日本女子の未来を明るく照らしていく。

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