◆JERAセ・リーグ 中日 2―5 巨人(31日・バンテリンドーム)
僅差の接戦で勝敗が決した。だからこそ、振り返ってみれば中盤の「1点」を巡る攻防も大きかった。
巨人の5回の守備。0―1で1点ビハインドの状況で1死二、三塁のピンチを迎えた。
ここで中日の1番・田中が三遊間を破って左前適時打。2点目が入った。二塁走者の村松は一度は三塁でストップしたが、左翼・キャベッジが打球をファンブル。それを見た三塁ベースコーチの中日・平田コーチは腕をグルグル回して本塁突入を指示し、村松は再スタートした。
キャベッジは、はじいた球を急いで拾ってすぐ本塁送球。ストライク送球で村松をタッチアウトにした。この間に打者走者は二塁に進んだが、2死二塁となり続くカリステを右飛。結果的に最少失点でしのいだ。
仮にキャベッジがファンブルせず捕球していたら1死一、三塁でカリステとさらなる大ピンチが続いていた。中日側からしたら、打順も考えれば無理をする場面ではなかった。
もちろんファンブルしないことが一番いいが、キャベッジがその後に素早く処理したことで、結果的に次の1点を防ぐことにつながった。相手の金丸が序盤から圧巻の投球をする中で、試合の流れが変わったとも言える局面だった。
巨人は29日の阪神戦(東京D)で同点の終盤、木浪の勝ち越し適時内野安打となったゴロをファンブルした二塁・浦田が、その後に一瞬、緩慢な動きを見せたスキをつかれて二塁走者も生還を許したプレーがあった。
その反省をチーム全体で共有し、糧にしたと言えるキャベッジのプレー。ミスは誰にでもある。だが、大事なのはその後のプレー。諦めず最後まで全力を尽くす大切さが詰まった場面だった。1点の攻防で巨人が価値ある勝利をもぎ取った。(片岡 優帆)










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