◆国際親善試合 イングランド0―1日本(31日、英ロンドン)

 FIFAランク18位の日本代表は、敵地で同4位のイングランド代表に1―0で勝利。通算4度目の対戦で初めて白星を手にし、W杯本大会のメンバー発表前最後の実戦となる英国遠征2連勝で締めくくった。

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 サッカーの母国からの歴史的金星へ導いたのは、やはりこの男だった。前半23分、MF三笘薫はピッチ中央で相手からボールを奪取すると、カウンターを開始。左サイドのMF中村敬斗にボールを振ると、中村がエリアに入ったところで中央にパスし、三笘がダイレクトでゴール右へ。負傷により招集外のMF遠藤航、MF南野拓実らがスタンドで見守る中、三笘が右拳を突き上げた。

 対戦相手のイングランドのプレミアリーグで日々研さんを積む背番号7は「チームとして狙い所のシーンだった。前半しっかりと1点取れたことで自分たちの余裕も生まれましたし、狙っていた形だったので良かった」と笑顔を浮かべた。

 代表得点は24年9月5日、アジア最終予選初戦の中国戦(7〇0)以来、1年半ぶり。また「サッカーの聖地」と称されるウェンブリー競技場での日本代表の得点は、1995年6月3日のイングランド戦(1●2)でDF井原正巳がヘッドでゴールを決めて以来31年ぶりとなった。試合を通じてキレキレな動きを見せたが、「全然。ボールロストも多かったですし、もっと起点にならないといけない」と満足はしていない。

 この勝利で、22年カタールW杯以降、ドイツ(2度)、スペイン、ブラジルに続き、5度目のW杯優勝経験国の撃破を果たした。三笘は「今までの戦い方をすれば勝てる自信はあった」と語ると、「本番じゃない。

これからどれだけ上げられるか。この戦い方を本番で出来るかが大事だと思うので、また分析して頑張って行きたい」と、6月に開幕するW杯本大会までを見据えた。

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