◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(31日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が31日(日本時間4月1日)、本拠地・ガーディアンズ戦に「1番・投手」で先発し、5回まで74球を投げて1安打無失点。チームは1点をリードしており、今季初勝利の権利を手にした。

雨が少ないロサンゼルスだが、この日のドジャースタジアムでは試合途中から雨が降り始め、雨脚はイニングを追うごとに強まっているが、大谷はその影響を感じさせない快投を見せている。

 今季初登板初先発での初勝利を期すマウンド。1回表のマウンドは先頭のクワンを中飛、続くデローターは一ゴロに打ち取った。2死からラミレスを中飛に打ち取って3者凡退で抑えた。最速99・2マイル(約159・6キロ)をマークした。2回は先頭マンザードを中飛に打ち取ると、1死からはホスキンスをスライダーで空振り三振、ネイラーはスプリットで空振りを奪い、2者連続三振で3者凡退で切り抜けた。

 3回は先頭ロッキオの投手返しの強烈な当たりが大谷を襲い、グラブでボールをはじいたが、冷静に一塁に送球してアウトに。険しい表情は見せたが、大事には至らなかった。その後はアリアスに四球を与えたが、マルティネスを遊飛で2死。クワンは四球で歩かせて、一、二塁のピンチを招いた。ケイファスに対してはカウント1―1からの3球目の内角低めの直球が一時はボールと判定されたが、大谷とスミスの両者が頭をたたいてABSチャレンジを要求。すると判定が覆ってストライクに。

追い込むと、直後にカーブで空振り三振を奪った。

 4回には2死からホスキンズの初球の外角へのスライダーがボールと判定。これもABSチャレンジに成功し、ストライクに。だが3球目のスライダーを左翼線二塁打とされ、この日初安打を献上した。得点圏に走者を背負ったが、最後はネイラーを左飛に抑えた。

 5回には2死から9番マルティネスに対して96・4マイル(約154・5キロ)の直球が左膝を直撃。大谷はマウンド上で苦悶の表情を浮かべ、頭を抱えた。マルティネスは打席でうずくまってしばらく動けなかったが、トレーナーに付き添われて一塁へ。大谷はマウンド上から胸に手を当てて謝罪をしていた。2死から走者を出したが、続く1番クワンは中飛に仕留めた。

 投手としては、レギュラーシーズンに標準を合わせるため、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では登板せず、打者に専念。今季初めて対外試合に登板したのはWBCの大会後だったが、オープン戦2試合目で開幕前最終登板となった24日(同25日)の本拠地・エンゼルス戦では、5回途中4安打3失点、11奪三振の好投を見せた。

WBCの期間中もライブBP(実戦形式の練習)で登板するなど、難しい調整だったが、順調に調子を上げてきた。シーズン初登板で初勝利となれば、新人だったエンゼルス時代の18年以来8年ぶりとなる。

 ロバーツ監督は前日30日(同31日)に、「彼の投球内容にもよるが、6イニング投げてくれたらと考えている」と期待を込めていた。

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