始めることより、続けることのほうが難しい。ダイエットやボディーメイクはその典型だ。

意志の問題と片付けられがちだが、実態はもう少し複雑だ。

 株式会社NEXERと株式会社フィットクルーによる調査(2026年3月12日~23日、20代~50代女性200人対象、インターネット調査)によると、現在ダイエットやボディメイクに取り組んでいる人は15.0%にとどまった。一方で、取り組みたいと考えている人は26.0%おり、関心と行動の間に明確なギャップがある。

 過去の経験を見ると、挑戦したことがある人は31.8%。方法としては「食事制限」83.3%が突出し、「ランニング・ウォーキング」42.6%、「自宅トレーニング」40.7%と続く。専門的なサポートを伴う手段は少なく、多くが自己流に頼っている。

 その結果として、39.0%が挫折を経験していた。理由のトップは「効果が見えない」55.1%で、「モチベーションが続かない」51.3%、「食事管理が難しい」37.2%が続く。努力と結果の結びつきが実感できないことが、継続を阻む最大の要因となっている。

 さらに「一人では続かない」と感じる人も33.3%にのぼり、孤立した取り組みの限界も浮かび上がる。実際に求められている支援では、「自宅でもできるプログラム」38.5%が最多で、「成果の可視化」34.6%、「短時間でできるメニュー」30.8%と、無理なく続けられる仕組みへのニーズが高い。

 自由回答でも、応援してくれる存在や具体的なメニュー設計、評価や共感といった支援を求める声が目立った。

単に方法を知るだけでなく、続けるための環境や関係性が重視されている。

 ダイエットは個人の努力だけで完結しない。成果の見えにくさと孤立が重なる構造の中で、継続のハードルは高くなっている。求められているのは、新しい方法というより、続けられる仕組みそのものかもしれない。

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