◆米大リーグ ドジャース4―1ガーディアンズ(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手が今季初登板し、6回1安打無失点で今季初勝利を挙げた。野球評論家の髙橋尚成氏は「8割程度の力で投げられている」と分析し、肉体面への負担が減るメリットを強調した。

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 大谷が、また素晴らしい調整能力を見せてくれた。3月24日(日本時間25日)のエンゼルスとのオープン戦では11K。奪三振は多かったけど4回を投げて86球と球数が多かった。その反省が生きていて、ファーストストライクの取り方が改善されていた。

 今年、大谷がテーマにしている球種がカーブだと思う。カーブを投げることで緩急を使える。なおかつ緩い球は、いいフォームで投げないといい軌道を描けない。フォームが良くなると体重移動もしっかりできる。そうすると全ての球種が良くなる。大谷の本来のスピードを考えると、表示はそれほど速くなかったが、回転率と回転効率は非常に良かった印象だ。

 この投球を続けていければ、ローテはある程度守れると思う。いいフォームで、なおかつ8割程度の力で投げているから長いイニングを投げられるし、球数も少なくてすむ。

体への負担も減っている気がする。

 オープン戦での登板は2試合だけだった。まだ、調整段階での登板だろう。なのに、今年のテーマであるカーブをうまく使いながら投げられた。投げれば投げるほど良くなる。その調整能力は素晴らしいし、サイ・ヤング賞を獲得する可能性もあると思うよ。(野球評論家・高橋尚成)

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