近年、資格取得や語学学習、受験勉強などの教育・学習市場において、Z世代のモチベーションをいかに引き出すかが大きな課題となっている。

 Fiom合同会社が運営するZ世代向けシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、「Z世代のイメージが爆上がりしたブランドランキング」の調査(2025年9月、全国の18歳~24歳の男女300名を対象)を実施。

Z世代が各ブランドに対して「遊びの延長線上のエンタメ」と「究極の効率化」という全く異なる価値を見出している実態を明らかにした。

 この調査では、「教育業界で、この1年間でイメージが『良くなった』と感じるブランド」「教育業界で、最もイメージが『爆上がりした』ブランド」と、教育業界部門における2つの質問を展開。

 その結果、最もイメージが向上したブランドの1位は「Duolingo」(イメージが良くなった:34%/最も爆上がりした:15%)、2位は「スタディサプリ」(イメージが良くなった:11%/最も爆上がりした:6%)、3位は「東進ハイスクール」(イメージが良くなった:10%/最も爆上がりした:4%)と続いた。1位の「Duolingo」は、単なる語学アプリを超え、TikTokを中心としたユニークなキャラクター運用とゲーム感覚のUIで、「勉強のハードル」を極限まで下げることに成功している。

 2位の「スタディサプリ」は、質の高い授業をスマホひとつでどこでも受けられる手軽さが、通学時間などの「隙間時間」を無駄にしたくないタイパ重視のZ世代から強い支持を集めている。3位の「東進ハイスクール」は、有名講師の分かりやすい授業だけでなく、テレビCMやネット上でミーム化するほどの強烈なキャッチフレーズが、Z世代の記憶に深く刻み込まれている。

 机に向かって勉強するのが当たり前だった時代から、現代のZ世代が学習プラットフォームに求めているのは「SNSカルチャーと融合したエンタメ体験」と「隙間時間を極限まで活かすタイパ」へと明確に二極化・進化しているということがうかがえる結果となった。

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