大相撲春場所で引退を決めた元幕内・千代丸(九重)が2日、東京・両国国技館で会見を開いた。今後は若者頭として日本相撲協会に残り、大相撲を支えていく。

会見では「スッキリした。幕下で(相撲を取っても)悔しい気持ちが薄れてきたのが理由」と明かした。

 中学卒業後、九重部屋に入門。2007年夏場所で初土俵を踏み、得意の突き押しで14年春場所で新入幕を果たした。寝顔の写真が愛くるしいと話題になり「千代丸たん」の愛称がついた。テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」では「千代丸の幸せ顔」と呼ばれるコーナーもあった。「恥ずかしかったけれどうれしかった」。師匠の九重親方(元大関・千代大海)は「最初は相撲の強さではなく寝顔で人気を取るなんてと思ったが、相撲を見たことない人がファンになって貢献してくれた」と話した。

 23年末には客室乗務員と結婚した。19年九州場所後に長崎県内で行われた冬巡業で手紙を渡され、連絡。まずLINEでの交流が始まり、ゴールイン。

 一方で25年初場所から幕下での戦いが続いていた。

「結婚してからなかなかいい成績が残せなかった。妻には辞めると伝えたら、ねぎらいの言葉をかけてもらった」と明かした。

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