◆プロボクシング▽WBA&WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・レネ・サンティアゴ―WBA7位、WBO4位・谷口将隆 ▽56・02キロ契約10回戦 小国以載―マーロン・タパレス ▽東洋太平洋スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・緑川創―同級15位・加藤寿(3日、後楽園ホール)

 56・02キロ契約10回戦の計量が2日、都内で行われ、元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(37)=角海老宝石=はリミットの56・0キロで1回でパスしたが、対戦相手の前WBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(34)=フィリピン=は1回目の計量で100グラムオーバー。2回目は全裸になり約30グラムオーバー(56・05キロ)だったが、度量の広い小国は了承し、試合の成立を優先した。

 多少のウェートのオーバーなど気にならない。小国は笑顔でタパレスと握手した。「待つのが大変。試合はやりたいから」とラストチャンスにかける思いを口した。計量がオーバーの場合、再計量まで2時間の猶予が与えられる。タパレスがウェートを落とす時間を待つよりも、一刻も早く、明日の試合へ体を万全の状態にすることを第一に考えた。写真撮影でタパレスと向かい合い、減量が厳しいことが見て取れた。「唇がぱさぱさで、リップか何を塗っているのが分かった」という。逆に小国は通常より約700グラム重い契約ウェートということもあり「ぜんぜん大丈夫でした」と余裕の表情をみせた。

 再浮上を狙う37歳の元世界王者にとっては、タパレス戦は最後のビッグチャンス。WBC2位、WBO3位、IBF4位という相手の世界ランクもやる気に拍車をかける。「明日はどんな戦い方でもいいから、最後に自分の手が上がっていればいい。

(相手の)世界ランクも魅力だし、モチベーションは高い」と小国。タイプ的にサウスポーは苦手。左構えのタパレスは高いハードルだが、超えた先には明るい未来も見えてくる。

 戦績は小国が23勝(9KO)4敗3分け、タパレスは41勝(22KO)4敗。

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