◆米大リーグ ドジャース1―4ガーディアンズ(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が1日(日本時間2日)、本拠地・ガーディアンズ戦に「1番・DH」でフル出場。3打数無安打で開幕から6戦、26打席連続で長打なしとなった。

1打席目に四球を選んで自己最長を更新する37試合連続出塁と最低限の仕事は果たしているが、この日はレギュラーシーズンの試合前ではド軍移籍後初となる屋外フリー打撃を行うなど、糸口を摸索している。大谷の状態を安藤宏太記者が「見た」。

 らしくなかった。4点を追う8回2死二、三塁。大谷は2ストライクから、外角のスライダーに力ないスイングで空振り三振に倒れた。1打席目に四球を選んで37戦連続出塁と自己最長を更新したが、6回無死一、二塁では二ゴロ併殺打となるなど3打数無安打。打率は1割6分7厘となった。

 試合前に異例の行動があった。この日、ド軍打者の全体練習はなかったが、プレーボール予定の約2時間20分前、いきなりバットを持った大谷が登場。日米の報道陣がざわつく中でフリー打撃を行い、33スイングでサク越え10発。普段はノーステップで打つ男が、右足を上げてスイングするなどいろいろ試しているのは明白。中堅右に推定飛距離140メートルの特大弾を放つなど、快音を響かせた。

 3月のWBCや昨年10月のポストシーズン中では見られたが、疲労との闘いにもなるレギュラーシーズンの試合前にフリー打撃を行うのは23年9月以来で、ド軍移籍後は3年目で初。ロバーツ監督は「少し驚いた。彼はめったにそんなことはしないから」と“異変”に目を丸くしつつ「打球の飛び方の感覚を確認していたのだろう」と分析した。

 開幕から6戦(26打席)長打なしはメジャー移籍後最長で、開幕時に限らなくともド軍移籍後は最長タイ。修正したい箇所がある時にフリー打撃で調整するのは引き出しの一つだが、3月31日の試合後に口にした「少し感覚のズレ」の解消に努めているのだろう。

 3月のWBCでは打者に専念した影響で、大会後にオープン戦で2登板。開幕直前の大事な時期が投手調整がメインになっていたことで、打撃にも影響した可能性もある。4打席目に三振を喫した後に右手首を気にする様子を見せた。試合後は東海岸遠征に備え荷造りをしており、大事には至っていない模様だが、心配要素の一つでもある。3日(日本時間4日)から敵地での6連戦となる中、次回登板は8日(同9日)のブルージェイズ戦になる見込み。場所を変えて、きっかけをつかみたいところだ。(安藤 宏太)

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