◆JERAセ・リーグ 中日2―1巨人(2日・バンテリンドーム)

 巨人が中日に敗れ、連勝が2で止まった。則本昂大投手(35)が移籍後初先発し、今季チーム最長となる7回まで投げきるも、5回にサノーに許した2ランがそのまま決勝点となり初黒星を喫した。

ベテラン・大野の投球術に沈黙し続けた打線は9回に1点を返したが、反撃もそこまで。先発ローテが一巡となる6戦は3勝3敗の滑りだしとなった。3日から本拠・東京Dに戻り、DeNA3連戦となる。開幕戦で勝利を挙げたドラフト1位・竹丸から再加速していく。

 土壇場で執念の追い上げを見せた。全員で食らいつくも、相手先発の大野が上回った。1点を追う9回2死二塁、ダルベックが中飛に倒れた。阿部監督は「大野君にすごいベテランらしい素晴らしい投球をされたので」と1失点完投勝利の左腕に脱帽。「だけど最後、本当ワンチャンスってところまでみんなでいけたので。明日以降につなげたい」と粘りをプラスにとらえた。

 0―2の9回、先頭の田和の代打・増田陸が左中間二塁打。続くキャベッジの左前打に失策が絡んで1点を返した。

なお無死二塁、代走にプロ初出場の宇都宮を起用し、松本が送りバントを決めて1死三塁。内野は前進。泉口の高く弾む投ゴロで、宇都宮はバットに当たった瞬間にゴーの「ギャンブルスタート」で好スタートしたが、大野が好捕して三本間で挟まれタッチアウトに。紙一重だった。

 「新しくチームを作る」と掲げる阿部監督。前日1日に休養の坂本に代わって三塁でスタメン出場して2安打の門脇を、今季初めて二塁で先発起用した。3打数無安打だったが好守備が光った。二塁ではここまで浦田が4試合、増田陸が1試合先発。吉川が両股関節手術から復活を目指す中、互いに刺激し合っている。

 捕手では開幕から5試合連続フル出場中だった岸田を休養日とし、山瀬を今季初スタメンに抜てき。「必死にやっていたので。僕らもそうですけど、日々勉強ですから。

頑張ってほしい」とチャンスを与えた。現状、中山や佐々木で流動的の右翼の外野1枠も含め、開幕後も続くチーム内競争がレベルアップにつながる。

 投手では3月31日、1日の中日戦で連投して力投した田中瑛、大勢は長いシーズン先を見据えて、原則3連投は控えることを試合前から決めていた。WBCの影響によるファーム調整から3日に1軍合流予定のマルティネスも不在。連投中だったが、1日は打者1人のみだったルシアーノに9回リード時は3連投で守護神を託す方針とし「ブルペン全員でカバー」を合言葉に結束した。則本が7回2失点、田和が1回無失点。あと一歩で逆転勝利の状況を作ったことは収穫だった。

 同一カード3連勝は逃したが、2時間14分のテンポの良い投手戦で最後まで諦めない姿勢を見せ、「この負けを引きずることなく、カードが変わるので、またスタートの気持ちでやってくれればいい」と前を向いた。開幕ローテ6投手の先発が一巡して3勝3敗、勝率5割は及第点の船出と言えるだろう。3日のDeNA戦(東京D)は開幕投手で白星を挙げた竹丸が2度目の先発。本拠地に戻って再出発する。(片岡 優帆)

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