米独立リーグのロングアイランド・ダックスは2日(現地時間3日)、元サイ・ヤング賞投手で、昨季DeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手(35)との契約を締結したと発表した。21日に本拠地で行われる開幕戦での先発登板が既に予定されている。

 今回の契約では、バウアーが全ての試合と練習でマイクを着用して臨むという。収録された音声や映像は、バウアー自身や球団SNSなどで公開されるという、前代未聞の内容になっている。

 球団のM・パフ会長兼CBO(最高事業責任者)は「彼の才能と知識はチームにとって重要な戦力になる」と期待を寄せると同時に、「MLB球団に向けて彼の才能をアピールする機会を提供しつつ、ファンにはこれまでにない形でダックスの野球に触れてもらえることを嬉しく思う」とコメントを発表している。

 バウアーは11年ドラフト1巡目(全体3位)でダイヤモンドバックスから指名を受け、メジャー通算10シーズンで83勝。コロナ禍による短縮シーズンだったレッズ時代の20年には防御率1・73、100奪三振でサイ・ヤング賞に輝いた。21年に女性暴行疑惑が浮上(のちに不起訴)し、当時所属のドジャースから放出。不起訴後もメジャー球団が契約を見送る状態が続き、国外でのプレーを選択。23年にDenAで10勝。24年にはメキシコでプレーし、昨年は再びDeNAで4勝10敗、防御率4・51だった。

 バウアーは自身のXの動画で日本、メキシコ、韓国、台湾球団からオファーを受けていたことを明かし「この5年間ずっとやっていなかったことが1つある。それはここアメリカの地でプレーすることだった。自分にとって重要なことだった。

それではニューヨークの球場で会いましょう」と自ら説明した。

 ダックスの発表によると、所属するアトランティックリーグはMLBの「プロフェッショナル・パートナー・リーグ」として認定されており、過去27年間で1450人以上の選手をMLB組織に送り出している。米本土での復帰を足がかりに、悲願のメジャー復帰を目指すものと見られる。

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